根拠に基づく腰痛の原因と治療-74- – 「カイロでおもしろきこともなき世をおもしろく」ブログ – 【滋賀甲賀のカイロ整体】カイロプラクティック甲南

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■腰痛の大部分は損傷や反復的外傷に起因するというエビデンスがない。就労不能を招く腰痛を損傷のせいにする社会構造は医原性かもしれず、自分ではどうにもできないという気持ちを植えつけ、あらゆる改善の試みを妨げてきた。http://1.usa.gov/16agbzo

■腰痛には労災補償証明書に用いる適当な分類が存在しない。椎間板変性や変形性関節症は単なる加齢変化に過ぎず、根拠のない診断分類(特に損傷という語)が腰痛による活動障害を慢性化している。http://1.usa.gov/13I26VH
http://1.usa.gov/13I0bAG

■線維輪断裂・脊椎分離症・筋筋膜炎・線維筋痛症・椎間板症候群・腰部挫傷・脊椎炎・腰椎椎間板症・椎間関節症候群・変形性関節症・腰部捻挫・変形性脊椎症・椎間板障害/破壊・脱臼・サブラクセーションと腰痛との関連は明確でない。http://1.usa.gov/uhlYSO

■新潟がんセンター整形外科が行なった後ろ向き研究によると、手術をしなくても非内包性椎間板ヘルニア(椎間板脱出・遊離脱出)は約8週間で自然に消失する事実が明らかとなり、この方針に従って椎間板手術の年間件数を50%低下させることに成功。http://p.tl/Nipw

■腰部椎間板ヘルニアと腰部変形性脊椎症の手術に関するRCT(ランダム化比較試験)のメタ分析では、椎間板手術の本来の役割は症状の消失を促すことでしかなく、自然治癒を上回る何らかのベネフィット(有益性)があるというエビデンスはないと結論。http://p.tl/oCSa

■オーストラリアのビクトリア州で「腰痛に屈するな」と銘打つマルチメディアキャンペーンを行ない、近隣のニューサウスウェールズ州を対照としてその影響を比較した結果、労災申請件数は15%減少し医療費も20%減少した。http://p.tl/cSQr
http://p.tl/CFpH

■「腰痛に屈するな」キャンペーンでは『The Back Book』から抜粋した、長期間の安静はとらず、普段どおりの活動的な生活を継続し、仕事を休まないようにという明確なアドバイスが強調された。http://p.tl/cSQr http://p.tl/CFpH

■これまでの一連の小地域分析によって、電話番号案内サービスのオペレーター間で急増中の上肢痛(首・肩・肘・手首・手)はオーバーワークによるものではなく心理社会的労働環境に起因していることが判明。http://1.usa.gov/11aSkPp
http://1.usa.gov/11aStC

■腰痛は心理社会的因子が関与しているというエビデンスがあるにも関わらず、個々の労働者には管理不可能な職場の構造や組織(ブラックフラッグ)にはほとんど注意が払われてこなかったが、それは職場の全労働者に影響を与えている。http://bit.ly/18PIkZE

■アスリートのスポーツ外傷におけるアイシングに関する文献調査によると、患部の血流量を減らして代謝速度を低下させることは判明しているものの、損傷後の救急処置として効果を認めた比較試験は存在せず。http://1.usa.gov/190lgaG
http://1.usa.gov/190m8fr

■2000年に発表された成人の頚部外傷に対する5つの診断基準(いわゆるNEXUS基準)は、X線撮影を省略しても問題のない青少年(乳幼児を除く18歳未満)を同定するにも有用であることが過去最大規模の前向き研究によって証明された。http://1.usa.gov/190sawr

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長谷川 淳史 九拝
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