日課であるTwitterを見ていると
某ボートレーサーが肩のインピンジメント症候群によって支障をきたしているという内容を確認しました。
カイロプラクティックの学生時代
肩に関してかなり調べこんだとがありまして
改めてインピンジメント症候群に関して本を引っ張り出してきました
肩診療マニュアルの第3版の95ページには
「Neer(1983)肩峰の前下面と大結節や腱板付着部が衝突し、さまざまな腱板の障害を起こすとした。第一期は腱板の浮腫と出血、第二期は線維化と肥厚で、第三期は腱板断裂と骨変化である。この考えによる肩峰下での摩擦による腱板障害を総称してインピンジメント症候群という。」
と書かれている。
骨と腱板付着部が衝突することによって障害を受けることなのですが
解消するにはどうするかと読み進めていくと初期の段階では安静や炎症を抑える投薬治療や物理療法なのですが
最終的には外科的処置に行きつくような印象があります。
インピンジメントに関するカイロプラクティックのアプローチを考えるとどんなのがあるかなと考えてみたところ
カイロ学校の外来実習時代にいわゆる五十肩と言われる症状の方を施術する機会がありましたが、それが大変ヒントになるかもしれないのでシェアしておこうと思います。
五十肩の患者さんの肩関節外転は110度ぐらいしか無くそれ以上の外転を行おうとすると疼痛が発生していた、最終的には180度程度まで上がるようになり疼痛も解消されたと記憶しています。こればかりはカイロプラクティックのケアを受けたから改善したのかははっきりわかりません。何もせずに放置していても改善していた可能性もありますので個人的な体験談と思っていいただいた方がよろしいかと思います。
では実習で実際やってことを箇条書きにしてみます
- 肩関節のモビリゼーション
- 肩甲上腕関節に対するドロップボードを使ったアジャストメント
- 胸椎のカイロプラクティックアジャストメント
- モーションパルペーションを元にした脊柱骨盤に対するカイロプラクティックアジャストメント
- 軟部組織テクニック
正直なところ、これが良かったという決定的なことは無くいろいろなテクニックを組み合わせて行った感じですね。
あくまでも仮説ですが、インピンジメント症候群に関しても初期の段階なら
カイロプラクティックアジャストメントを導入してみても良いのかなと思ってしまいますね。
あくまでも仮説ですよ!!