根拠に基づく腰痛の原因と治療-12- – 「カイロでおもしろきこともなき世をおもしろく」ブログ – 【滋賀甲賀のカイロ整体】カイロプラクティック甲南

■腰痛に対する運動療法をテーマとした11件のRCTをレビューした結果、急性腰痛(6週未満)に有効な運動療法は存在しないものの、亜急性腰痛(6週~3ヶ月未満)や慢性腰痛(3ヶ月以上)には運動療法が有効であることが判明。http://1.usa.gov/qL98sH

■腰痛患者109名をオステオパシー(脊椎療法)群、ジアテルミー群、シャム(見せかけのジアテルミー)群に割り付けたRCTによると、3群間に改善率の差は認められなかったことから、オステオパシーもジアテルミーもプラシーボ効果。http://1.usa.gov/qPRztD

■慢性腰痛患者20名を低出力レーザー照射群とシャム(見せかけの照射)群に割り付けた上で運動療法を加えた二重盲検ランダム化比較試験によれば、両群間に改善率の差は認められなかった。慢性腰痛に低出力レーザーは効果がない。http://1.usa.gov/ol2sT0

■慢性腰痛患者145名を対象に、TENS(低周波治療)群、シャム(見せかけのTENS)群、ストレッチ+TSNS群、ストレッチ+シャム群に割り付けて2ヶ月間追跡したRCTによると、4群間の疼痛改善率に差は認められなかった。http://1.usa.gov/oyq5KL

■慢性腰痛患者148名を対象に、30分間の理学療法群、1時間のマシンエクササイズ群、1時間の軽いエアロビクス群の3群に割り付けて6ヶ月間追跡したRCTによると、3群間の治療成績に差は認められなかった。http://1.usa.gov/pIbRGU

■腰痛と頚部痛患者256名を対象に、標準的治療群、脊椎療法群、理学療法群、シャム群に割り付けて1年間追跡したRCTでは、標準的治療群とシャム群が最も成績が悪く、脊椎療法群は理学療法群よりわずかに優れていた。http://1.usa.gov/kfFvV6

■慢性腰痛患者66名を対象に、筋電図バイオフィードバック群、シャム(見せかけのバイオフィードバック)群、無治療群に割り付けて効果を実験直後と3ヵ月後に比較した結果、どの時点においても3群間に差は認められなかったhttp://1.usa.gov/qGMSer

■筋骨格系疾患に対する超音波療法に関する123件の論文を吟味した結果、超音波療法が有効だという科学的証拠は確認できなかったことから、超音波療法をはじめとする受け身的な理学療法は、臨床的に何ら影響をおよぼさないと結論。http://t.co/GDqcE8J

■慢性疼痛に対する鍼治療の有効性に関する51件のRCTを吟味した結果、鍼治療の効果はきわめて疑わしいと結論。鍼治療の有効性を主張するにはさらなる臨床試験が必要。いずれにしろ、理学療法の有効性は科学的に証明されていない。http://t.co/rN78mjH

■立ち仕事をしている女性の腰痛患者96名を対象に行なったクロスオーバー試験によると、インソールの使用によって腰痛が緩和したのは44%で、3%は悪化し、51%は変化がなかった。インソールは立ち仕事での腰痛を緩和する可能性。http://t.co/HrLIQ95

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