■(4)腫瘍や感染症を疑わせるレッドフラッグ(危険信号)が存在する場合、単純X線撮影で異常所見がなくても骨スキャン・CT・MRIが必要となる可能性がある(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO
腰痛疾患を診る場合はとにかくレッドフラッグを見逃すなということです。レントゲン写真より病歴聴取(問診)や理学検査(身体検査)の方がはるかに重要なのです。
(5)斜方向からの腰椎単純X線撮影を日常的に行うことは、放射線被曝の影響を考えると成人には推奨できない(確証度B)。http://1.usa.gov/uhlYSO
レントゲン写真の斜位像は脊椎分離症を確認するために撮るわけですが、成人の脊椎分離症と腰痛は無関係なので、意味のない放射線被曝は避けろという強い勧告です。
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長谷川 淳史 九拝
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