■(6)急性腰痛(ぎっくり腰)に対する物理療法(温熱・寒冷・マッサージ・超音波・低出力レーザーなど)の費用対効果は十分に証明されていない。患者が家庭で患部を温めたり冷やしたりすることは選択肢のひとつとなり得る(確証度C)。http://1.usa.gov/uhlYSO
この当時(1994年)に確認された研究では急性腰痛に対する物理療法はほぼ全滅ですが、最新の腰痛診療ガイドラインでは腰が抜けるほど驚くような結果が出ています。
(7)TENS(低周波治療器)は急性腰痛の治療に推奨しない(確証度C)。(8)長時間立ち仕事をする急性腰痛患者にインソールは選択肢のひとつ(確証度C)。(9)下肢長差が2cm以下ならシューリフトは推奨しない(確証度D)。http://1.usa.gov/uhlYSO
TENS(経皮的電気刺激=低周波治療器)に効果がないのは周知の事実でしょうから説明するまでもありませんが、インソールで症状が緩和したのは44%だということを覚えておいてください。それから健康な人でも下肢長差が2cmというのはざらにあり、2cmの下肢長差と腰痛との間に関連はないことが確認されています。
国民の利益になるかもしれません。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はありませんので、SNSはもちろんブログやサイトに引用先のURLごとコピー&ペーストして、情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚でございます。